「柏の葉しぜんあそびの会」で自然と触れ合おう
（2023年2月21日時点の情報です）
「柏の葉しぜんあそびの会」に参加してきました
柏市の市民公益活動団体として活動している「柏の葉しぜんあそびの会」さんは、柏の葉エリアの公園を中心に自然保育やプレーパークなどの活動を行っています。
今回は柏の葉しぜんあそびの会さんが運営する「自然保育おけらっちょ」の活動に参加させていただきました。
自然の中で子どもをのびのび遊ばせたい、小さい子どもがいる人とゆるくつながりたいという方にぴったりの活動をご紹介します。
「柏の葉しぜんあそびの会」とは？
柏の葉しぜんあそびの会は柏の葉公園、こんぶくろ池自然公園などの柏の葉エリアの公園を中心に活動されています。地域の子どもたちに自然の中で自由に遊ぶことができる交流の場を提供することによって「遊びを通した子どもたちの主体性や社会性の育成」をしたり、「身近な自然に対する興味関心の促進」することを目的とされているそうです。
おけらっちょの活動は0歳～未就園児が対象で、現在は20組ほどの親子が会員になっているとのこと。活動日は月6回程度です。
おけらっちょの一日
この日は6組ほどの親子が参加されていました。
参加している子どもは歩き始めた1歳くらいの子から3歳くらいまでの子が多いそうです。
柏の葉公園の桜の広場に集合したあと、子どもたちは興味の向くまま自由に遊び始めます。遊ぶ場所や遊び方は子どもたち次第なので、落ち葉を集めては空に向かって投げてみたり、土をいじって泥遊びをしたり、公園の中を探検して虫や植物を観察したりと、思い思いの方法で楽しんでいました。
柏の葉しぜんあそびの会の活動では遊び方が限定されるおもちゃや遊具などは使わず、自然のなかにあるものを使って遊びます。
運営メンバーの方にお話を伺うと、「自然のものは遊び方が限定されていないから、子どもたちは自由に遊んでいます。どんぐりが落ちていたり、花が咲いていたり、公園に来るたびに変化があります」とのこと。子どもたちの様子を見ているとまさにそのとおりで、木登りをし始めたり、池の鴨を観察したりと、次々に新しい遊びを見つけていました。
また、「お母さん一人だとどんな遊びをしていいか悩んでしまうので、そういった方が参加してみんなで過ごしてほしい。公園だと距離があるので、お母さんたちも気楽に参加できます」ともおっしゃっていました。たしかに我が身を振り返っても、自分一人で子どもを連れて公園に来ると、遊び方のわかりやすい遊具に誘導したり土で汚れるのは嫌だなぁと思って途中で切り上げてしまうこともしばしば……。
ですが、しぜんあそびの会の活動では一緒に遊んでくれるお友だちも優しく見守ってくれる他の大人もいるので、大人たちも一緒になって泥遊びをしたり虫取りをしたりして遊んでいます。活動に参加されていたお母さんにお話を聞くと「ここでは一人ではできないような遊びができます。みんなでやれば泥遊びをしたり、落ち葉で遊んだりなにをしてもいいんです」とおっしゃっていたのが印象的でした。やっぱり仲間がいるって心強いですね。
たくさん遊んだ後は、みんなで集まって絵本の読み聞かせがあります。青空の下で絵本を読んでもらう時間はのんびりしていて気持ちがいいですね。子どもたちもわくわくして絵本の前に集まっています。絵本の読み聞かせが終わったら解散です。
自然の中でのびのび遊ぶ
同じくらいの年齢の子どもが集まっているので、一緒に追いかけっこをしたり、木登りをしたりとわいわい盛り上がっていてとても楽しそうです。一人でじっくり植物を観察したり池の周りを探検したりする子もいたりと、それぞれの子どもの個性や気分に合った楽しみ方ができるのがいいなと感じました。
柏の葉しぜんあそびの会さんは活動指針として「子どもたちの自発的な遊び」を大切にされているそうですが、まさにそれが体現されている空間が作られていました。
親のほうも、他の参加者の方とおしゃべりをして息抜きができますし、汚れたり多少騒がしくなったりしても穏やかな気持ちでいられます。みんなで子どもたちの成長を見守っている雰囲気があたたかくて素敵でした。
プレーパークで遊ぼう
今回参加させていただいたおけらっちょは会員制で運営されていますが、定期的にだれでも参加できるオープンデーも開催されています。またすべての子どもとその家族を対象にしたプレーパークも月に1回行われています。プレーパークは出入り参加で、木の実を使った工作や凧揚げなどの子どもたちが楽しめるイベントが開催されています。公園の広場で行われているので、はじめての方でも気軽に立ち寄ることができます。ぜひ開催日をチェックして参加してみてくださいね。
HP：https://okeratcho.wordpress.com/
ライター：R.Saito
取材日：2022年9月16日
